2013年1月19日土曜日

大雪のウィーン

通りの景色
 「今年は暖冬みたいね」などと言っていましたが、年が明けてしばらくすると、雪がチラチラし始めました。そして昨日(17日)にはドカッと30㎝も積もり、ウィーン中アタフタ、トラムもバスもダイヤは大乱れ、町は帰宅難民であふれていました。空港も麻痺状態、テレビでは「Schneechaos(雪で混乱)」と題して、市民が右往左往する映像を流していました。ウィンタースポーツが盛んで、雪に慣れているはずのウィーンなのに、雪が積もると最初の日は毎年大騒ぎになるそうです。
 交通機関といえば、ウィーン・シュヴェヒャト空港も新しくなり、2年ぶりに降り立った時には驚きました。新装オープンしたものの、使い勝手が悪く、利用者には大変評判が悪いとのことです(明日(19日)は飛び立つ日なので、その使い心地を検証しようと思います)。空港だけでなく、鉄道の主要駅も改装されました。また、地下鉄の路線が延長され、バス・トラムの車両のバリアフリー化が進んで乗り降りしやすくなり、オーストリアではこの10年間で老朽化した社会インフラの整備が着々と進んでいるのがよく分かりました。日本も新しい道路や鉄道路線を作るのはこのあたりで止めて、老朽化した社会インフラの更新に力を入れるべきだと改めて感じました。

中庭のスノーマン
シュテファン大聖堂前のフィアカー
ウィーンといえばカフェ文化などと言われますが、今回はカフェに入ってガッカリしました。メランジュと呼ばれるウィーンコーヒーの代名詞であるミルク入りコーヒーは、ちっとも美味しくありませんでした。お気に入りのカフェ・ラントマンではメランジュの器がエスプレッソのように小さく、たっぷり飲むウィーン風のメランジュではありません。しかも、他のカフェと比べて1ユーロ以上高い値段です。ラントマンは東京・青山のAOビルに出店していますが、どうしてこうなったのと失望しました。
カフェ・ラントマン
美術史博物館内のカフェの天井
コンディトライのショーケース
コーヒーより安い飲み物はワイン!カフェに行くのはもう止めて、夕方になるとホイリゲに行ったり、ケラーに潜り込んだりしました。

ホイリゲの店内
ケラーの店内
ホイリゲの大好物の料理で満足

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