2013年1月18日金曜日

ウィーンあれこれ

国立オペラ座で

国立オペラ座
緞帳は気に入らない
席はボックス席
カーテンコール
オペラは「薔薇の騎士」を観ました。張込んで2階ボックス席を取ったので、優雅に観劇。


とっさの会話は母語で!

ドナウタワー
国連を望む
 ウィーンで見晴らしのよい場所はカーレンベルグの丘ですが、寒いから行きたくないので、ドナウタワーに行きました。日本風に駅のすぐそばにあると思いきや、ドナウタワーは広い広い公園の真ん中にポツンと建っており、ひたすらテクテク歩きたどり着きました。腹の立つことにこの寒い時期、観光客が大勢いて、何と40分待ち!やっとエレベーターに乗ったら、「速いエレベーターです」と係のお兄さんが威張ってしゃべりまくる。「東京に行ったら、こんなの普通だ」と小さな声で悪態をつきました。
何かあると日本語で言うのが一番ワカル、というのが今回の旅での感想です。ザルツブルグ行きの列車に乗ろうとした時、2才くらいの小さな子どもがホームをチョコチョコと走ってきて先に乗ろうとしました。ホームと列車の間隔が空いていて危ないので、私はおもわずその子を制止しようと手を出したら、おばさんが飛んできてその子を列車に乗せ込みました。「危ないやん!」と叫んだら、そのおばさんは「Not for me!」と意味不明の英語で言い訳していました。どうやらおばさんは私が叫んだ日本語を理解したようでした。また、別の時に本屋で大きなオッサンがぶつかってきました。「なんやの!」とワタシ。「Entschuldigugn!」とオッサンはちゃんと謝ってくれました。
 英語は世界共通語とのたまう人もいますが、母語がどこでも一番通じるようです。


トラムの事故現場で


 ウィーン市内をトラム(路面電車)で移動していた時のことです。降りる停留所のすぐ手前の信号で、路面が凍ってもいないのにスマートがゆるゆるドン!と電車に突っ込んできました。横に座っていたおばさんが、大事そうに抱えていたテイクアウトのピザの箱をストンと落とし、こっちを見て「あら〜」というような顔をしました。運転手が運転席からやっこらさと出てきて、「みんな大丈夫?」「はい」と反応の鈍い乗客たち。運転手はもう一度大きな声で「大丈夫かい」と訊ねると、今度はみんなで「はーい!」とりあえず安心した様子で、若い運転手は様子を見るために電車を降りました。降りようとしていた停留所の手前だからと私たちも降りて、現場を見ると、スマートはトラムにキスをしたような状態でした。双方とも大したことなくよかった!

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