2013年8月11日日曜日

富士見の夏

 
2013年8月3日の八ヶ岳

 交通量が少ないのに無理矢理造られた長野県富士見町立沢大橋のために、ジャックナイフで切り裂いたような風景となっている八ヶ岳を写しました。ここは私のお気に入り八ヶ岳撮影ポイントだったところです。十数年前のある夏の日に橋脚が立っているのを見た時は、ひどい自然破壊にハラワタが煮えくり返りました。橋がなかった頃、緑の森から続く八ヶ岳の眺めはといえば、それは素晴らしいものでした。
 今回写真を撮った日は、八ヶ岳の麓まで緑一色で、稜線もくっきりしていました。しばらく見ていると、「青い山脈」という歌を叔父たちがよく歌っていたのを思い出しました。父は「青い山脈は八ヶ岳だ」と言っていましたが、ウィキペディアで歌のことを調べたところ、作曲者の服部良一は「日本晴れのはるか彼方に、くっきりと描く六甲山脈の連峰を見ているうちに曲想がわいてきた」のだそうです。また、原作者の石坂洋次郎は東北地方の港町を舞台に小説を書いたので、八ヶ岳とは全く関係のない「青い山脈」でした。でも、六甲山は私の青春の山並み「青い山脈」なので、六甲山脈を見て服部良一が曲想を得ていたとは、うれしい発見でした。

青い畑
立沢のハーブ畑

 立沢大橋ができるという時、「住民にとって必要な橋なの」といきさつを訊いたら、「出来レースだった」と答えた人がいました。地元の情報にくわしい北原さんです。その北原さんのハーブ畑を久しぶりに見に行くと、ドライフラワーにする花はまだ咲いてなくて、青い山脈ならず青い畑でした。



 富士見商店街はシャッター街ですが、どうにか活性化したいと、いつも奮闘しているギャラリもろずみ鉄木堂の店主は、この夏「ふじみミュージックストリート」を立ち上げました。8月10日の夕方にのぞきに行くと、店主自ら「ルート66」を熱唱していました。                   「ガンバレ!」


 一ヶ月留守にしていた庭は、ぼうぼうになっていましたが、やっと整えました。アナベルは終わりましたが、アズマギクは見頃です。おのれ生えのワイルドホスタ(ギボウシ)は毎年増えて、あちこちで小さな花を咲かせています。ヤマアジサイもこれからです。こう見ていると我が庭は紫系なので、「花の小道」(花苗屋さん)で紫系の花を選び、寄せ植えにしました。




0 件のコメント:

コメントを投稿