2012年6月29日金曜日

美しいもの

梅雨の中休み、新緑の葉をチラチラと透き通す陽射しは宝石の光のように美しく見えます。自然の美しさにはいつもこころを打たれますが、人の手によって作られた美しさはまた違う意味でこころに響きます。音楽、絵など、人の手によって作られた •  •  •

昨日、美しきものの一つを甲府で見てきました。甲府といえば宝石の都。宝石は磨かれたもの自体が美しい、それ以上は考えてもみませんでした。その宝石をさらに美しくする技法が何百年も前にヨーロッパ、中近東(オスマントルコ帝国)にあったのです。それを再現した飯島敏彦さんの作品をアトリエで拝見してきました。

アトリエは古民家、山梨県南巨摩郡富士川町ツキヨネにあります。お医者さまの診療所兼住宅だった古い建物は遠くからでも大屋根、お蔵が二つ確認でき、昔を忍ばせる村の中に建っていました。

見とれた作品は幾つかありましたが、中でもトルコ石のピクエにはこころを奪われました。イスタンブール • トプカプ宮殿でみたトルコ石の美しさ、あの色の石は滅多に見られません。スルタンのトルコ石の色だとおもわずうなった石に施されたピクエは天然石を人の手によって一段格上げしたものでした。

写真の色は本物の色ではありません










       










        (株)東峰


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