2013年5月1日水曜日

朝日村にある東京堂へ

何十年も前のことです。国道19号線木曽谷をくねくねと走り抜け、塩尻峠に差し掛かるところで、国道が突然20号線になるのが不思議でした。「ここで20号線が終っているのだよ」と教えられても、子どもの頭の中は?マークのままでした。この?マークの地点、塩尻市の「高出」交差点は今でもよく通過しますが、その度にあの不思議さを思い出し、ひとりで苦笑いしてしまいます。

富士見に住んでいる今は、20号線の塩尻峠を下り、20号線が終わるあの地点「高出」交差点を直進して19号線に入ります。塩尻警察署を過ぎると「桔梗ヶ原」の信号があり、そこを右折して、朝日村にある東京堂に向かいます。桔梗ヶ原一帯は葡萄の産地で五一ワイン、信濃ワイン、井筒ワインやアルプスワインなどのワイナリーが点在しています。桔梗ヶ原のはずれで家族3人で経営している城戸ワイナリーは特別美味しいと思っています。困ったことに非常に美味しいらしく、年に二度のワイナリー直売日に行っても、またネット予約しても売って貰えなくなりました。抽選に当たった人だけ発送する仕組みになったので、抽選など面倒なことは大嫌いな私にとっては幻のワインとなりにけりです。

東京堂はフラワーデザイン教室を開いていた時、毎月通っていた花材店です。東京にいた頃は新宿三丁目の本店へ、富士見に来てからはデポのある朝日村のショウルーム • クレアに通っていました。長年のお付き合いでしたが、今月で会員を辞めることにしたので、最後の買い物に出掛けました。東京堂は信州松本空港の近くで、松本平の広大な野菜畑と果樹園の中にあり、近くを通る道路の名前もサラダ街道と名付けられています。リンゴの花が満開でしたが、今春は季節はずれの寒さで3億円の被害がでるらしいです。



東京堂のショウルームクレアは、常時造花やプリザーブドフラワーなどでディスプレイされています。以前は写真など撮る暇もありませんでしたが、今回はゆっくりと撮影してきました。











東京堂に行く必要がなくなっても、サラダ街道は上高地への道ですし、城戸さんに教えてもらったイタリアンレストラン • アルセーバ、松本空港にセスナで時々飛来してくる弟と一緒に行くお蕎麦屋 • 唐松もあるので、19号線から20号線に変わる不思議な地点とのご縁はこれからも続きそうです。

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