2012年12月5日水曜日

古来稀なる越前の旅


  古来稀なる7人がうち揃い、越前の旅へと勇んで出かけました。7人の内の1人は、鯖江に住んでいるので、そこへ押し掛けたという方が、正しい表現です。数年前の小中高校のクラス会で、越前の蟹と鯖江の眼鏡のことを聞きつけた我々は、直ちに旅することを決めました。東京から3人、西宮から2人、富士見からの1人は、米原でしらさぎ5号に合流、さらに鯖江から1人が乗り込んで「芦原温泉駅」に到着し、予約していたレンタカーに乗り込みました。
  
  ワンボックスカーなる、図体だけが大きい下品なクルマは絶対に運転しないと決めていた私は、ステーションワゴンタイプのスバル • エクシーガ(7人乗り)に大満足して、運転手を努めることになりました。早速、お昼ご飯にと出発。自分のクルマのナビとは違う癖のあるナビ誘導と、「お腹空いたお腹空いた」とうるさい後部座席者に悩まされながら、広々とした田んぼ道を迷いつつ、1時間ほど走って永平寺の近くにある胡麻どうふの店「幸家」にたどり着きました。テーブルにつくと、直ちに「幸家特製できたて豆腐」が運ばれてきました。「火が消えるまでは絶対に蓋を開けてはならぬ」という辛いお達しが空腹に響き渡り、しょぼんとしていると「お造り豆腐盛り合わせ」、「禅の醍醐味白と黒ごま豆腐」などが次から次へと供され、しばし沈黙の内にお豆腐料理を味わいました。


やっと着いた幸家

豆腐づくし
  
  近くまで来て永平寺素通りは失礼に当たるので、予定外の永平寺詣でとなりました。7人中3人にとっては初めての永平寺だったので、ここは「修道院だ」などと不思議なコメントを述べながらの拝観でした。そういえば修道院も豪壮で山の奥にあり、裸足の修業も同じです。                                  





  
  この旅の目的は蟹。三国海岸の「荒磯亭」が宿でした。一人1杯の蟹がつき、茹で蟹として4杯、焼き蟹は3杯、甲羅酒も出てきました。解禁直後はご祝儀相場で高いけれど、丁度値段も落ち着いたところ、天候も荒れてないので蟹の水揚げは良好だとの説明に一同は大満足して、蟹を堪能しました。




  翌朝、6階にある温泉から海に水蒸気が上がっているのを見て、痛く感動しました。
写真は部屋に帰ってから写したもので、もう水蒸気は消えかかっています。      
      

チェックアウト時に見た水槽の蟹たち

  鯖江で、午前中かけて最新式の眼鏡を誂えた一行は、これまた大満足しました。お昼は、「福井の蕎麦処聴琴亭」でした。鯖江第七代藩主間部詮勝がお忍びでしばしばおでかけになられた料亭で、「聴琴亭」という名前も藩主から賜ったものだとのことです。



聴琴亭

何をいただこうかなあ

  鯖江から武生に走り、武生駅前の日本レンタカーで無事エクシーガを返し、しらさぎ12号に乗り込んで、それぞれ帰途につきました。

翌日メールで届いたコメント:
①昔となんの変わりのない皆さまと過ごすことができ、○○歳を忘れました。
②修学旅行の生徒さんみたいに7人枕を並べて寝るなんて、すごいサプライズだったけ  ど、 最高でした。
③運転いつもありがとうございます!
④メガネやさんでのみんなの興奮した顔を思い出し、一人でニヤニヤしていました。
⑤本当に楽しいでしたね。また寿命が延びたみたいです。
⑥皆様楽しくておかしくてよくしゃべり、食べて、ボケてないし健康だし•••ナンモ変わっ てなかったね。 
◎鯖江周辺のアレンジメントほんとにありがとうございました。 

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