2013年3月14日木曜日

教皇フランシスコ Pope Francis

Habemus Papam
  2013年3月13日午後7時(日本時間14日午前3時)バチカンのシスティーナ礼拝堂から白い煙があがり、サンピエトロ大寺院の大鐘が鳴り響き、新しい教皇が決まりました。グーグー夢の中にいた私は世界の出来事なぞ知らぬが仏。朝、6時前に地震の揺れで目覚めた私は、いつものようにベッドサイドのiPhoneを見ました。娘からのメールが目に飛び込み、件名は“Habemus Papam”。あれ決まったのだ、すぐBBC Newsを押すと新パパさまのことで大騒ぎしていました。


教皇フランシスコ
初のアメリカ大陸出身の教皇と騒いでいますが、名前の「フランシスコ」に何かホッとするものがありました。フランシスコというとカトリックではすぐアッシジの聖フランシスコを思います。聖フランシスコ(1182~1226)はローマから北130kmアッシジの人で若い頃は放蕩な暮らしをしていましたが、心を改め貧しく苦しむ人々に寄り添う暮らしを始めたのち、フランシスコ修道会を設立しました。当時の華麗な教会とは正反対の清貧をモットーとし、自然と対話した生活を送った聖人です。新教皇はイエズス会修道院出身です。イエズス会は、16世紀日本にカトリックの布教を行なった修道会で、フランシスコ • ザビエルがアジアへ、日本への布教に努めました。BBCではフランシスコはアッシジもそうだろうけれど、ザビエルから取った名前とも考えられるとコメントしていました。ザビエルもアッシジのフランシスコから名前をいただいたのですから、元は同じ、アッシジの聖フランシスコです。

  アッシジの聖フランシスコのシンプルな信条を受け継いだ教皇フランシスコが、時代に合った新しいカトリック教会を構築してほしいとおもいます。

聖フランシスコの「平和を求める祈り」
 わたしをあなたの平和の道具としてお使いください、
 憎しみのあるところに愛を、いさかいのあるところにゆるしを、
 分裂のあるところに一致を、疑惑のあるところに信仰を、
 誤っているところに真理を、絶望あるところに希望を、闇に光を、
 悲しみのあるところに喜びをもたらすものとしてください。
 慰められるよりは慰めることを、理解されるよりは理解することを、
 愛されるよりは愛することを、わたしが求めますように。
 わたしたちは与えるから受け、ゆるすからゆるされ、
 自分を捨てて死に、永遠の命をいただくのですから。


「聖フランシスコの祈り」のカードをベッドサイドのテーブルに置いていますが、その上で天使がスヤスヤ寝ています。ベッドの人はその側でグーグー。長年、放置していたお祈りを今夜から始めなくては、、、、、

パウロ6世謁見の図
                      1966年12月8日教皇パウロ6世に謁見した時の思い出の写真。
                パウロ6世は英語で“I long to go to Japan”とおっしゃってくださいました。

追記:教皇フランシスコは後世にフランシスコⅡ世を名乗る教皇がでてきたら、フランシスコ1世と1世が付くがそれまでは、教皇フランシスコとなる。

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